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お母様が成人式の時にご着用したお振袖を今度はお嬢様が成人式にご着用したいとの事。想いを紡ぐお手伝いが出来で光栄です。
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しみが付き、裏地にも薄らとシミがうつっておりました。このようなシミや汚れも、このまま放置すると「黄変ジミ」となってしまいます。黄変してしまったシミの場合、変色した箇所に薬品を用いて漂白し、染料で補正する作業をおこなえば綺麗になりますが、直す為の工程も増える事になります。着用後、またはシーズンごとで構わないので、シミ汚れがないかをチェックし、早めのお手入れをおすすめします。
こちらは水溶性のシミです。水で加工処理をします。雨、汗、飲料などの水溶性のシミは「丸洗い」では落ちません。 「丸洗い」はドライクリニーニングの為、油性の軽い汚れは落ちますが、水溶性のシミや汚れは落ちません。 【油(油性)のシミ汚れ→油で処理をします。/水(水溶性)のシミ汚れ→水で処理をします。】
ママ振のヤケ直し事例。お嬢様の寸法に仕立て直す為、 振袖を解いて洗張りをした後、ヤケた箇所を直していきます。 画像は振袖の袖の部分です。
衿の汚れをお手入れせずにそのままにされますと、汚れた箇所は酸化し変色します。 まずは汚れを取り除き、場合によっては脱色します。 元の色になるように、染料を調合し、濃度も合わせていきます。 地色と同じ色をかけるわけではなく、足りない色を補い復元していきます。
付いたシミをそのままにしておくと、時間の経過によって酸化し、生地の地色とは関係なく黄色っぽく変色したシミになってしまいます。水や薬品を用いて黄色く変色した箇所を漂白し、元の色と同じになるように染料を調合し、ピースガン・刷毛・筆を用いて色をかけて補正していき復元します。
七五三衣装のヤケ直し事例です。両袖の肩山がヤケていました。
汚れが付いたまま時間が経過し変色してしまった・・・
着用した際裾を踏んだり、引きずったりしてしまった・・・
着用した際皮脂汚れが付いてしまった・・・
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